tai-san blog

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元トヨタ社員に教わる。全知識を20字にまとめる独学法のすゝめ①

 

本を読んだはいいけど、この情報をどう活かそうかな。

そういえば、この前読んだ本の内容は何だっけな。。こんな経験無いですか?

 

本を読んで満足!それはめちゃめちゃ勿体ないですよ。何故なら、本を読む際には必ず時間を投資しているからです。

時間の浪費は命の浪費。嫌じゃないですか?ならやめちゃいましょう!この「20字インプット学習法」で。

 

20字インプット学習法。これは、全ての知識を20字でまとめることにより、要約力と理解度の向上を図る学習法です。

多少の訓練は必要ではありますが、必要なのは紙とペンだけ。早速今日から始めちゃいましょう! 

 

この学習法は、元トヨタ自動車に勤めていた浅田すぐるさんという方の提唱する学習法です。

この方は新卒でトヨタさんに入社。そこで要約力を培い、その後起業。

今では、講演やコンサルティングといった活動もしているスゴイ人です!

この方のビジョンや学習メソッドに惹かれたので、紹介していきます。

 

本記事のテーマは以下の3つです。

・なぜ今までの学習が身についていないのか

・「20字インプット学習法」に取り組む上で知っておきたいこと

・実際に「20字インプット学習法」を使ってみよう!

 

この学習法は、浅田すぐるさんが編み出した学習法ですが、浅田さん自身も、昔は要約が苦手だったと本の中で語っています。なので、要約が苦手な方も気張らずに取り組んでみてください。

 

 

まず、「消費型学習」をやめること

 消費型学習と投資型学習の違い

消費型学習とは、情報を得て、為になったなあ。それで終わってしまう学習です。

対して投資型学習は、情報を得て、実生活に役立てる。もっと言うと、その価値を見出し、最大化するということと言えます。

例えるなら、食事なんかが分かり易いかと思います。食に困らない、なんなら食べすぎというくらいの現代の日本において、食事は正に消費です。米の甘みを感じたことがありますか?

誰か忘れましたが、昔貧乏だった芸能人が米を何百回と咀嚼していて、その時に出るでんぷんの甘みを「米の向こう側」表現していました。

正にこれです。情報のシャワーを浴び続けている現代人にとって、ここまで一つの情報に対してどん欲に噛みしめることはなかなか無いでしょう。

まずはこのマインドを改めること。それが20字にまとめる前にすべきことです。

 

そんなことはわかっているけど、できない

そんなのできないよ~、という人は、まず目的を持ちましょう

  • 自分は何故この本に惹かれた?
  • この本から何を学ぼうか?
  • この本はあの人の悩みに役立つんじゃないか?
  • この本を読んだ後どうやって行動に移そう?
  • そもそもこの本のテーマは?

こんなことを考えたらいいんじゃないでしょうか。

目的がなければ、行動にブレが生じてしまいます。必要な情報を見逃したり、逆に、不必要な情報を拾ってしまう可能性が高まります。目的は取捨選択する際の軸です。

目的を設定したら、それを紙の上の方に書いておきます。これは本を読むときにチラチラ見て意識してください。

目的を意識しながら読まなければ、拾うべき情報を逃してしまうからです。しかも、人間はすぐ忘れる生き物なので、意識を継続させるために休憩がてら見てください。

後は、普通に読んで、最後にまとめるのですが、最初の段階が結構重要なのは理解して頂けたでしょうか。

 

 

なぜ"20文字"でまとめる必要があるのか

ここ、気になりますよね。

 

なぜ20文字なのか

これには2つの理由があります。

  • 俳句に句読点を加えると「5、7、5。」の20文字
  • 国語の要約問題は、1つのポイントに対して20字程度

上記の理由から、「日本語は、20字で言いたいことが表すことができる言語だ」という世界観を見出したと作者は語っています。

国語の問題の方は、普通に入試とかで役立ちますね。知らなかったです。

例えば、40字で纏めよ。と言われたらポイントは2つに絞れるわけです。

 

20文字に制限するわけ

20字はわかったけど、別に30字でも40字でもいいんじゃない?と思う方のために話します。

本の中で著者の浅田すぐるさんはこう語っています。(要約)

トヨタでは、報告書などの書類を紙1枚に収める企業文化があり、上司に添削されまくった。その結果、要約力を養うことができた」

その中で浅田さんは、以下の3つの制約が、要約力をつけるうえで重要だったと述べています。

  • 紙1枚に収める制約
  • 枠内に収める制約
  • テーマに収める制約

そうです。枠内に収める制約とは、この20文字にあたります。

制約が厳しいほど、頭をひねって工夫するので、最小限の20文字というわけです。

 

概要はわかったから、さっさと実践へ

重要なワードを抜き出す

お待たせしました。一応言うと、ここからは本を1度読み終わってからの話です。

一度読んでしまえば重要な部分というのは何となくわかるはずなので、ペラペラめくって10分程度でワードを16個以内で書き出します。目的を書いた紙の中ほどに書いてください。16個出てしまえば、そこで終了です。これもまた制約ですね。

最低でも8個くらいあれば十分です。

結局、この後にまとめなければいけないので、情報量は適当でなければいけません。

 情報を整理する

抽出した情報を、グルーピングしたり共通点を書き出したりします。ここは色付きのペンでやってください。

ある程度纏まったら、20字を仮決めして、推敲していきます。しっくりきて20字に収まればokです。

ここで重要なのは、いかに自分の言葉でまとめるかです。

今回は自分の目的に自分の言葉で答えを出すというのが目的です。自分の言葉ファーストで、著者の言葉からかけ離れていても全然okです。そしたらハードル低くないですか?やれそうじゃないですか?やりましょう。

 

いかがだったでしょうか。今回は浅田すぐるさんの提唱する「20字インプット学習法」にフォーカスして話していきました。これはまだ序章に過ぎないので、誰かの希望があれば次も紹介したいと考えています。

 

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ではまた。